
BASE03
個別的な関わり
個別での支援はもちろんのこと
グループ療育であっても一人ひとりの特徴や想い・興味関心に寄り添っていきます。
思春期ならではの甘えたい気持ちと強がりたい気持ちが混ざっている状態は大人からみるとわけの分からないことが多いかと思います。急に怒ってみたり、泣いてみたり、くっついてきたり。
私たちもそうであるように、どんな人も成長していく中で、自信を失ったり、傷つくことがあるかと思います。その繰り返しのい中で成長していくものもあります。
その成長のための傷つく経験がこどもたちにとって"ただ痛いだけの傷"にならないよう、大人たちが守って、傷が癒えるようサポートしていくことも必要だと考えています。
家族支援
お母さんやお父さんの疲れや悩みが少しでも少なくなって欲しいという想いがあり、ご家族の支援を行っています。
保護者の方が困ったときにいつでも力になれるよう
電話相談や個別面談がいつでも行えます。
特に思春期の子ども達は、少しずつ親が見えないことが多くなっていく年代かと思います。
「最近何を考えてるか分からなくて…」
「本当に大丈夫なの?」
といった具体的な物事の無い相談も受けています。
不安や悩みを感じた時は、一度ご相談ください。
社会的な活動
子どもたちが18歳になったタイミングで
児童の支援の枠から出ることになります。
新しい社会の中で過ごすことになるので、その時に子どもたちが自分らしく、心地良い暮らしをして欲しいと思っています。
そのためにBASE03では
「自分で選択すること」
「自分でやってみる」
というような
自分の人生を自分で生きていく力を付けて欲しいと思っています。
そして「自分でできないことは自分から助けを求める」というスキルも身に付けて、努力と助力を存分に楽しめるようになって欲しいと考えています。
私たちについて
BASE03は主に中学生~高校生の子ども達が中心となっています。思春期や進路の決定、社会に参加していく年代の子ども達です。それぞれの子ども達が自分らしさを探し始め、色々なことに期待と不安を抱き、傷つきと共に成長していく姿はまさに「子どもと大人の間」のような状態なんだなと感じています。そんな不安定な年代だからこそ見守っている大人の方もどうやって接していいのか分かりづらい部分もあるかもしれません。
同じような年代との関わりや少し上の先輩たちとの関わりの中で、「自分はこう思う」という意見を互いに言い合ったり、「これ知ってる?」とお互いの興味や趣味について話すことで、自分について、誰かについて、自分の未来について考える時間になります。そんな時間を過ごして欲しいと思い、同じグループで集まった子供たちがそれぞれの気持ちや考えを話しやすいような環境や活動を用意したりと子ども達の様子に合わせて毎回のグループの内容を職員で話し合いながら調整しています。
また社会生活に向けて「自立」も大きなテーマのひとつになっています。
それぞれの子どもに様々な自立の仕方があることを前提に、その子が持っている能力を活用できることを喜べるような自立をしていって欲しいと考えています。「一人で生きていく」という意味ではなく、色々な繋がりに助けられながら、自分の力を最大限活かして生活する楽しさを感じて欲しいです。
地域の中で子ども達を見守る素敵な仕事が出来ることを嬉しく思っています。
卒業後も子ども達から「今、楽しく働いてますよ」と連絡が来たり、「実は困っていることがあって」と相談があったり
子ども達が自立していくことを応援しつつ、卒業した後もいつでも支えとして力になっていけたらと感じています。